国を動かした大学生、川田龍平さん「弱いままでいい」話に触発されました
こんにちは!クックルーのGOさんこと五十嵐豪です。
前回の更新から2週間以上も経っていて、昨日電話していた、沖縄の放課後等デイサービス、ぺあさぽーとの山城さんに「落ち込んでたのをみたけど大丈夫?」と心配されていました(っ゚⊿゚)っ
やさしいヾ(*°▽°*)ノ
2週間しか経っていなかったのか。
そう思うほど色んな動きをしていた2週間でした。
今日から再開して、振り返られるだけ振り返ろうと思います。
薬害エイズ訴訟で実名をあかし、当時19歳で国からの和解という結末をつくった、川田龍平さんを応援する会に行ってきました。
同様の被害者がたくさんいたのですが、国を相手に裁判しても勝てるわけがない。
国を動かせるとしたら、19歳大学生の自分が今ここで声をあげることが、問題に世間の関心が集まり、国を動かすことになるかもしれない。
それには自分しか立場を取れる人間がいない、訴訟をするには全国放送でエイズをカミングアウトすることになります。
もしかしたら実名で裁判をしないことで守れる幸せもあったかもしれません。
そのリスクをとったことで川田さんの行動により、国は過ちを認め、多くの人の命が救われるきっかけとなりました。
19歳の大学生が国を相手に裁判を起こして、国を動かすなんて、誰もが信じられない。では川田さんは特別強い人間だったのかというと、そうではありません。
日本で強い者が世界を動かせたのは、江戸時代まで。
さらに強い米国が現れて、江戸時代は終わりました。
海外に強さで「対抗」しようと、昭和初期まで戦争がありました。
その後の混沌とする近代を経て、今があります。
「対抗」は敵を作り、対立をつくります。
当時大学生の川田さんが裁判を通して起こしたことは「賛同」だったのではないかなと僕は思います。国を負かしていない。たくさんの人たちの賛同が起きた結果、国が過ちを認めて和解しています。
もし川田さんが強い人で、徹底的に相手を負けさせるために対抗して、対立して、攻撃していたとしたら結果は違ったものになっていたことでしょう。
印象的だったエピソードがあります。
エイズにかかると、身体の免疫機能がダウンさせられてしまいますね。
わずかなウイルスにも身体がやられてしまいます。
川田さんがスピーチされたときに話していたのが、「私は結婚して免疫が上がりました」という話。これが面白かった!素敵だった!
以前は「自分は長く生きることができない」と、テレビや雑誌のインタビューでも答えていたそうです。
今の奥様にプロポーズをしたときに、結婚をする条件として提示されたことがこれです。
「私よりも1日でも長く生きて。約束してくれたら結婚する。」
その後の川田さんはスイッチが変わったようでした。
奥さんとの約束のために、生きる身体をつくることに取り組まれています。
今でこそ野球選手のようにしっかりとした身体をしていながらも、優しく、弱さを認めて生きられる社会を作ろうとされている川田さんの生き方を見て、とても素晴らしいなぁと感動しました(ノ_・。)
弱いままで大丈夫。
この話をシェアできてよかった(ノ*゚▽゚)ノ 忘れたくない話。