食で世界を変えたいんだッ!大人が夢を話そうよ/GOさんが起業した大学時の話
どーも(^o^)/ クックルーのGOさんこと五十嵐豪です♪
僕は今、こども料理塾 クックルーの事業所立ち上げの準備をしています。
(目次だけ読んでもOK!)
◆想いを言葉にすると、存在する
◆専修大学で学んだ3つのこと
ー経営は夢を実現させる学問
ー明日役に立たなければ学問ではない
ー企業の着地点は社会貢献
◆社会起業家ブームだけど、進研ゼミがムーブメントを起こしてるんじゃないかな
ー進研ゼミには社会起業のヒントがあった
ー食で世界を変えたいんだッ!
◆教育を仕事にしなくても、あなたには十分未来を変える力があると思う
ーこども大人が夢を語すと、こどもの瞳が輝く
ーあなたが夢を話すことは、割とマジで未来を変える力がある。
◆想いを言葉にすると、存在する
「クックルー」は今、形がありません。
僕の頭の中、想いの中にあります。
想いを言葉にして形に現すことで、クックルーをこの世に存在させたいと思う('-'*)
そこで今日は僕が生き方を考えた大学時代の話をしたいと思います。
この話を読んだ皆の心の中に、「クックルーってこんな形してたんだ〜」って存在を感じて頂けたら嬉しいです。
事業所はないけど、確かに存在しています(Φ皿Φ)クワッ
◆専修大学で学んだ3つのこと
自分らしく生きるための3つの経営学の考え方を学びました。
ここが起業の始まりです。
●中学時代に塾に通わされ、親から強制的に幼馴染が行っている超ハイレベル受験クラスに入らされ、虐げられながら教室の隅の方でテスト結果を罵られながら勉強ってヤツは本当に毛ほども楽しくないし怒られないためにやるものと認識しました。
自分で考える・自分で決めるという選択はなかった。
推薦入試という制度を知って逃げ込むように内定を決めた。
支配からの脱出でしかなかった。楽をしたい。
姉が通っていた高校なので、内申点が優遇された。
大学入試を受けないでいい。何も考えずに楽を選んだ。
●大学は経営学部を選びました。
自分で決めたみたいだけど、仲良い友達が皆経営学部に行くから、置いてかれないように僕も経営学部を選んだ。
僕ら附属高校でバカなタイプの生徒は、大学を選ぶ時に将来の目標やなりたいものなんて考えてなかったと思う。
今思うと、それが良かったのかもしれない。
僕は学部説明会も行ってないんだけど、仲の良い友達は「ディズニーランドの話とかしてておもしろそうだから」と行ってこの道を選んでた。
おもしろそうだから、この道を進むんだって。
今思うと、こいつら天才かって思う。
だって今の就活、婚活って小難しい条件付けがされてるじゃない。
僕は経営って何か本当にわからないまま経営学部に入りました。
会社をつくることなんだって知ったのは入学して初めての授業でのこと。
3年後本当に起業してるなんて、誰が予想しただろうか。
おもしろさと、ワクワクすることと、悲しいことも、嬉しいことも、弱さを知ることも、強さを知ることも、裏切られた気持ちになることも、人を頼もしく感じることも、いっぱいの感動が待ってる世界の入り口にこの頃いたんだね(^^)
入学後、第一回目の授業は果てしなくインパクトがあった。
経営学入門という授業、笠原伸一郎先生、僕の師です。
高校生と変わらないこどもの僕は、一生忘れることのない3つの経営学の考えを学びました。それをシェアしたいと思います。
ー経営は夢を実現させる学問
経営は夢を実現させる学問です。
イントロからサビに入る歌のように、ノーモーションでズバっと切り込んでくるのが笠原先生のスタイルでした。
え?そうなの?
数学のもっと難しいヤツとか教えられてヒーヒーするのかと思ったら、予想の域を遥かに超える言葉でした。
夢って何?ペットショップの店員さんとか?(僕の小四の文集にはそう書いてある)
はてなマークが頭の中いっぱい。先生はビデオを流す。
アメリカのGoogleのオフィスの様子や、プロジェクトXの映像
(これではないけど参考までに Google本社の映像)
こういう楽しい世界をつくるのが経営だ、ということ。
すげー!!!会社ってこんななの?面白い場所なの?
キツイ勉強して会社にはいって、会社ってキツイ とこなのかと思ってた。
会社をおもしろくしてくれた人が僕の恩師なのです。
ー明日役に立たなければ、それは学問ではない
明日役に立たなければ、それは学問ではない。
皆さん、この言葉にどう感じますでしょうか。
今まで僕がやってきた勉強ってやつは、怒られないために、社会から道を外さないために、良い会社にはいって老後苦労しないためにするものでした。
僕はそう思ってました。
明日?二等辺三角形の面積の出し方とか、歴史の年号暗記とか、明日役に立たないことをヒーヒー言いながら覚えてきた僕にとって、この言葉のインパクトは
そのとき、歴史が動いた (by NHKの某番組)
って感じです。(どんな感じだ、と)
それくらい強烈なパンチでした。
逆に「学んだことって役に立っていいの??」
中学生の頃、塾で必死にやらされた勉強。複雑な図形のある辺の長さを求める方法を先生から「おまえ頭ワリーな」と言われながら頭抱えて悔しい思いをして、もはや悲しくもなんとも感じないようになったこと。いいの?いいの?
役に立てることを意図して学べることがここにあるの?
ー企業の着地点は社会貢献
そうだったのか。とため息がでました。
「企業の着地点は社会貢献です。」
僕は小学校4年生のとき、どうしても進研ゼミがやりたくて親に頼み込みました。
進研ゼミから毎月送られてくる漫画を読んであなたも一度は親に頭下げて頼み込んだことあるかも?笑
あれすごいよね。子供が親に頼み込むところまで誘導されてるし、僕が親だったらその熱意に押されたら絶対両肩を抱きしめてソッコーで入会すると思う。
それはどうでもいいんだけど。
進研ゼミの付録が好きだった。
人間ってこんなにゴミを捨ててるのか。やべーな地球!
付録の小冊子には地球の環境問題をテーマに扱うページがありました。
そのページを読んで、僕は今日からゴミを分別しよう、水を減らそうと決心して実行しているのでした。
自分も地球を守っているような一体感を感じて嬉しくなる。
これが企業の着地点ってこと?
あの苦しみながら強制された勉強の出来と、夢は関係ない。
勉強できないやつは地獄落ちろ、みたいな受験ってなんなの。
強制された世界に「夢」はないんだ。今はそう思います。
自由なこども心が創り出すもの、それが夢なんだと僕は思います。
◆社会起業家ブームだけど、進研ゼミがムーブメントを起こしてるんじゃないかな
世の中、社会起業家ブームですね。
社会起業家とは社会問題をビジネスで解決する起業家です。
なんでだろう、論理的な考察は色んな人がしてると思うので僕からは言及しませんが
僕は進研ゼミがムーブメントを起こしてるんじゃないかと思うんです。
ー進研ゼミには社会起業のヒントがあった
進研ゼミは漫画のキャラが社会問題を扱っています。
こどもの頃って漫画しか読まないじゃないですか。(主観
こどもの知識の9割は漫画の知識だし、進研ゼミの浸透圧ハンパない(´∀`∩
ポカリスエットも青くなるほど、漫画って体内にすーっと入ってきますよね。
ちょうど昨日は団塊世代のエンジニアの方と食事をしていました。
自分たちが中学生の頃は、遠足で川崎工業地帯の工場の黒い煙を見上げて「これが日本をつくっているのか」と本気で思ったもんだったよと言われていました。
公害出すわ、粗悪品売るわ、めちゃくちゃな時代だったけど皆が日本を豊かにするって方向に向かっていてワクワクしたなぁと、聴いてる僕も昭和にタイムスリップしたようなリアリティを感じました。
そんな中で環境や地球を考えようというムーブメントが起こり、僕らは環境問題を啓蒙する先にいたこども達だったんだと思う。それを漫画でこども達に伝えた進研ゼミはスゴイ。
社会起業のヒントだらけです。これからの若い世代の起業家が社会問題を事業化していくんだろうな〜。進研ゼミ世代と言ってもいいんじゃないだろうか。笑
関係ないけど団塊世代の人のパワフルさって尊敬します。まさに日本を復興させた力。
文化遺産レベルだと思う。
昨日はクライアントのウェブサイトがウイルスで吹っ飛んだという事件が起こり、ハイパーな64歳の現役エンジニアの方が治してくださいました。感謝を伝えても伝えきれない。
ー食で世界を変えたいんだッ!
僕は食で世界を変えたいんだって思った。
食を通した地球への還元というスローガンを立てて起業プランを立てました。
大学に入って最初は会計士になる勉強をしてみた。
これは今までの勉強の延長線でした。苦しんで社会に出る線ね。
でも高校までの勉強との違いは、明日役に立てようとしていることかなあ。
会計士は挑戦してみて違った。それに気づくまで1年半かかりました。
僕は会計士になるために1年半猛勉強してみたけど、半ば「今まで遊ばず積み重ねた勉強時間」を崩すのが怖くて自分が本当は何をやりたいかを振り返ることができなかったんです。
2005年7月28日に考えてみた。
「おれは本当は何がやりたいんだろう」
一晩考えるって決めました。
広告チラシの裏紙を束ねた計算用紙と、極太油性マジック「マッキー」を手にして。
チラシ裏に殴り書きで(ここからは「 」は紙に書いた文字、(紙くしゃくしゃ)は書いた紙を丸めてゴミ箱にダンクシュートしています)
「会計士?」と書いて(紙くしゃくしゃ)
「いや違う」な。(紙くしゃくしゃ)
「なんだろう」。。。。。ん?(紙くしゃくしゃ)
本当はやりたいことなんてない、という結論が出ました。
今まで、公認会計士になるのが夢だと語るGO△(さんかっけー)と思っていました。
だけど実はやりたいことがなかったんだ、って気づいてショックでした。
(紙くしゃくしゃ)・・・・。
もし今、なんでも好きなことを実現できる僕がいるとして、
「カッコイイと思う仕事ってどんな仕事があるかな?」(紙くしゃくしゃ)
「バーテン、パティシエ、ミュージシャン、バリスタ、デザイナー、経営者、雑貨デザインetc・・・」
あれ、、、やりたいこといっぱいあるじゃん。
そうか、全部やればいいんだよ!カフェをつくって、そこで全部やろう。
一夜にして自分の方向性を決めた翌日は、初めて会計士の授業を休みました。
時間がもったいない気がして。初めて漫画じゃない本を書いました。
「カフェを開くには」という類の本を2冊。
読むのは楽しかった。ノートにイメージを書いたりして、これって勉強なのか。
だとしたら勉強ってこんなに楽しかったのか〜♪
夢に向かって進む勉強は、すげー楽しかった。
カフェを開くために、飲食店のバイトを4つ掛け持ちしてやってみて、意外と飲食の仕事は自由が効かないのかなということに気づいて辞めました。
そのとき、テレビで料理研究家という仕事の存在を知ります。
こんな自由でやりたいことを形にする仕事があるんだ(Φ皿Φ)クワッ
「料理研究家に今日からなるぞ」と腹を決め、勢いに乗った僕は人生のスローガンを決めようと思いました。食を通して地球に還元すること。地球におっきなTableをつくろう♪ 食料貧困の国も、戦争している国も皆がかこめる大きなTable、丸いTableの先には皆の笑った顔が見えるように。
今でこそ照れ臭く感じる表現ですが、今の僕につながる原点となる言葉でした。
そのあと10年後のなりたい自分をノートに書くという行動に出ます。
今でこそ時間管理術やビジョンをみつけるようなワークが世間でも当たり前に10年後の自分を描いてみましょう〜とやっていますが、当時はそんな情報はないし、オリジナルの発想でした。
10年後の自分と思うと、今の自分の枠を遥かに超えてなんでもできそうだと震えました。10年後に「地球におっきなTableをつくる」活動に着手すると書きました。
実は、今が当時の10年後に当たります。大学3年生だった頃から10年。
ちなみに1年後は新宿に事務所を置くと書いてありました。
実際は起業して府中のマンションの一室を借りました。
3年後は日本で有名な人になると書きました。
5年後は世界で活躍すると書きました。
他にもテレビをつくる、マスコミの仕事をする、など書いてありましたが、まさか料理研究家という仕事の延長線で番組のプロデューサーをしたりマスコミで仕事をするとは。海外で仕事するようになってるし。
振り返ると実現していて、10年経った今、こども料理塾クックルーをつくることになるとは、なんだかすごいことになっている気がしますね。
言葉にすれば夢は叶う、なんてテクニックを伝える気はありません。
でもちゃんと言葉とともに前に進んでいる自分がいました。
当時の僕に声をかけられるとしたら、「あなたが前だと決めた方向に歩き続ければ、それはあなたにとって望んだ未来に立つことだよ」って。
◆教育を仕事にしなくても、あなたには十分未来を変える力があると思う
ーこどもに大人が夢を語すと、こどもの瞳が輝く
このブログを読んでいる人に伝えたいのは、あなたが教育を仕事にしなくても、未来を変える力をあなたは持っているよ、ということです。
その方法は大人であるあなたがこどもに夢を話すことです。
夢を話すあなたの言葉が、あなた自身に躍動感を感じるほどドキドキするものだとしたらそれは最高。どんどん話しましょう。
あなたが夢を話すと、こどもの瞳は輝きます。
逆にあなたが義務や将来楽をするための方法を話すと、こどもはあなたを輝いた瞳であなたを見れなくなるかもしれません。僕はそうでした。
大人になるほど、勉強しなきゃいけないことや、叱られることや責任が増えるとぼんやり思っていました。こどもがぼんやり思うことって周りの大人が創り出す残像に近いものだと思います。
だったらあなたが夢を話せば、こどもの眼差しを輝く未来に向けられる。
ーあなたが夢を話すことは、割とマジで未来を変える力がある。
僕は誰もがマジで未来を変える力があると思います。
極論申し上げると、誰でも未来を変える能力を持ってます。
その能力を使うか使わないかは「お前次第だよ」ってことです。
未来をつくる側に立ってごらんよ。
どんな未来をつくりたいか、言葉にして、話さなきゃ、あなたの頭の中にしか未来はないよ。言葉にして、話すことで、相手の中に形が見えてくるでしょ。
一人でできるような夢なら誰にも言わなくても実現できるかもしれない。
でもさ、未来をつくるならさ、大人が自分一人では抱えきれないほどの夢をもってて、一緒に持ってくれる仲間を探すくらいの方がたのし〜い未来を創れるんじゃないかな。
ご飯だって、一人で食べる高級中華より、誰かと食べる安い焼き鳥とビールの方がうまいときだってあるじゃん。
大人が夢を話し続けること、未来を変える力は誰でも持ってる。
僕もこんな後半えらそーーに話してるけど、今はね、夢を話してる段階なんだ。
こども料理塾 クックルーを存在させるように、クックルーが生まれる前にあった僕の背景を今日は書きました。